小さな彼女とクールな彼氏
脱衣所から菜月の声が聞こえた。

「ん?何?」

「美姫と時羽クンって

いつから付き合ってるの?」

「えーっと…夏休み前だったから

7月12日からだよ。」

「おぉ!ってことは修学旅行から

帰ってきたらすぐ2ヶ月記念日じゃん!」

「うっそん。マジ?今日何日?」

「今日は7日だよ。

てか、記念日忘れちゃダメじゃん。

時羽クン悲しむよ~。」

「い…いいの!聞こえないから。」

「へぇ~。言っちゃうよ?」

「菜月!!」

「あはははっごめんごめん。

言わないよ~。その前に

話さないし。」

「良かったぁ。」

ホッと胸を撫で下ろす。

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