小さな彼女とクールな彼氏
「そういえば、明日の夜って

ディズニーランドだったよね。」

菜月が顔だけこっちに向けて

あたしに話しかけてきた。

「そうだよ。楽しみ~♪」

「お土産、どうするの?

時羽クンに買っていくの?」

あ~、お土産。

どうしよう?とりあえず

買おうかな。

「うん。とりあえず買ってく。」

「ペアのにしちゃえ。」

「ぺ…ペア?」

ペアかぁ…。

ストラップとか?

「そうだよ。そうしなよ。」

「まぁ、明日綾紗と決めるよ。」

ペアじゃなくても

いいのが売ってるかもしれないし。

「そうだね。買ったら見せてね。」

「うん。分かったぁ。

じゃぁそろそろ寝ますか。」

「だね。おやすみ。」

「おやすみ。」

こうして修学旅行1日目は

幕を閉じた。
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