小さな彼女とクールな彼氏

2日目

2日目朝。

あたしは菜月より早く荷物をまとめ

出発する準備をしていた。

あたしの班が今日見学するところは警視庁。

あたしたちがいるホテルから警視庁に着くまで

相当な時間がかかるから

朝は早めに出発することになっていた。

ホテルを出発し、あたしたちは

地下鉄に向かった。

無事に地下鉄に着いたあたしたち。

切符も買って後は地下鉄に乗るだけ。

…のはずなんだけど

「これに乗っていいのか?」

班長が確認のためあたしたちに聞く。

「も…もうちょっとだけ待ってみない?

カメラマンさんもまだ来てないし…。」

地下鉄なんて指で数えるくらいしか

乗ったことがないあたしたち。

目の前にはたくさんの人が

地下鉄から降りたり乗ったりしていて

不安なあたしたちを余計に不安にさせる。
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