小さな彼女とクールな彼氏
あたしはそれを持ち、値段を確認する。

まぁ、これくらいならいいかな。

「綾紗は?テニス部に買っていくの?」

「買わなーい」

「え!?買わないの?」

「ウソ。買う」

「なんだ~ウソかよ~」

笑いながら綾紗のお土産選びを手伝う。

部活の分のお土産を選び終わったあたしたちは

アクセサリー売り場に来ていた。

そこには見覚えのある後ろ姿が3つ。

あたしと綾紗は近づいて3つの背中をトンと叩く。

「「わっ!!」」

思った通りの反応をしてくれたのは

果奈と陽梨と菜月。

「ビックリ大成功~!!」

手をパチンと合わせながら言った。

「お前ら2人しばくぞッッ!!」

果奈が笑いながらあたしたちを脅す。

「果奈怖いって。ゴメンってば。」

手を合わせながら果奈に謝る。

もちろん冗談ってことは知ってるけど。
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