小さな彼女とクールな彼氏
「なにー?」

果奈が男子の声に負けないくらい

大きな声で返事をする。

遠くにいたクラスメイトが

あたしたちのところまで来てくれた。

「お前ら荷物持ってるってことは、

もうお土産買ったんだろ?

そろそろ移動しないと乗り物乗れなくなるぜ。」

「あ、そうじゃん。

じゃぁまた、集合時間に会うべな。」

果奈たちがあたしたちに手を振って

グループのところに戻っていった。

「さて、お土産探しますか。」

綾紗にそう言ってお土産広場に戻る。

「わわっ!!美姫待ってよー!!」

急に移動したから

驚きながらあたしの後ろをついてくる綾紗。
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