小さな彼女とクールな彼氏
「お前なにしに降りてきたの?」

「トイレだし。」

「あ…あぁそう。」

チン

タイミングよくトーストが焼き終わった。

あたしはトーストとホットミルクを

リビングに持っていった。

ソファーに座りながらテレビの電源をつけると

文化祭の映像が流れていた。

あたしたちの学校もそろそろ

文化祭の準備が始まる。

気付くと外の空気は冷たくなっていた。

「今年の準備係、何に入ろう?」

おととしは開会行事で、去年は

パンフレット係。

最後の文化祭だし、パァーっとした

係でもやろうかな。

トーストを食べ終わったあたしは

部屋に戻り、音楽を聞いた。
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