小さな彼女とクールな彼氏
いつの間にか果奈も席に座っていた。

急いであたしたちも席に着く。

…え。

開会行事のメンバーを見る。

頬杖をついてだるそうに黒板を

見ている、めっちゃくちゃ

見覚えのある男子が1人。

そう。大輔だ。

「大輔は何でここに入ったの?

誰かと約束でもしたの?」

ニヤニヤしながら大輔に

質問をした果奈。

いや…約束なんてしてないし。

「知らないですよ。

俺は希望に入れてなかったんです。

なのになぜかここにいるんです。」

なるほど…。

つまり人数が足りなかったから

入れられたようだ。
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