小さな彼女とクールな彼氏
時間もあっという間に過ぎ、

冷たい風が「もう帰りなさい」と

言っているように聞こえた。

「そろそろ寒いから帰ろっか?」

美姫が寂しげな表情を浮かべながら言ってきた。

「あぁ。風邪引いちゃ困るからな」

そう言ってゆっくりと歩き、

美姫を家まで送る。

俺も家に着き、あることを考えていた。

それは、もうすぐ美姫が卒業してしまうってこと。

「土日バスケ部の部活があったら遊びに来る」

とは言っていたけど、毎週とは限らないし。

かなり寂しいな。

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