小さな彼女とクールな彼氏
美姫side
「あお~げば~とお~とし…」
とうとうこの日がやって来てしまった。
目の前には、あたしたちの親と、後輩たち。
そう。今日は卒業式。
今日で中学校生活が終わる。
みんな歌を歌っているはずなのに、
時々しゃくりあげたり、鼻をすする音が
聞こえてきたりしていた。
その1人があたし。
もう、思い通りに呼吸ができない。
あたしは手に持っているハンカチで、
涙をふきながら呼吸を整える。
「卒業生が退場します」
とうとうこの日がやって来てしまった。
目の前には、あたしたちの親と、後輩たち。
そう。今日は卒業式。
今日で中学校生活が終わる。
みんな歌を歌っているはずなのに、
時々しゃくりあげたり、鼻をすする音が
聞こえてきたりしていた。
その1人があたし。
もう、思い通りに呼吸ができない。
あたしは手に持っているハンカチで、
涙をふきながら呼吸を整える。
「卒業生が退場します」