小さな彼女とクールな彼氏
美姫side
「言っちゃった…」
今のあたしの顔はきっと赤いだろう。
心臓がドキドキしてる。
これでフラれたらショックだねぇ…。
何度も深呼吸をして、
緊張をほぐすようにしていた。
すると意外な答えが返ってきた。
『それ、どういう意味ですか?まさか先輩。
幽霊とか言わないでくださいよ』
え?何言ってんの、この人。
何ですかこれ。ボケてんですか?
何で幽霊?いやいやいや!嫌いだし!
幽霊怖いし!その前に見えないし!
1人でパニックを起こしてしまった。