私の依頼主さん。
『きちんとせんか!
正座しろっ!』


野太い声が降ってきて、座ろうとするが、もう座れない。

周りの子は見慣れているし、"私"だから気にもしてない。


あの人が、私の腕を掴んで座らせようとした時。




「ねぇ、その子買いたい」



急に明るい声が部屋に響いた。


全員、唖然状態だった。

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