ヰタ・セクスアリス(vita sexualis)物語
しのぶが純を連れて来たのは町外れの広い空地。背の高い草が一面に生えていて空き地の様に思われたが、良く見ると人が通れる程度の道が有る。しのぶは純をつれて躊躇う事無くその道を進んで行く。
「迷路だね……まるで…」
あたりを見渡しながら純は言うともなしに呟いた。その言葉にしのぶはちょっと微笑んで見せただけだった。
暫く歩くと急に視界が開けた。そこには木造の小さな一軒家が有る。
「ここは?」
「秘密基地よ……」
しのぶはドアの鍵を開けて純を家の中に招き入れた。そして居間と思われる部屋に通され純はその光景に息を飲んだ。
「これは?」
「彼の作品……今、世界のどこかで被写体を探して彷徨ってるわ」
「迷路だね……まるで…」
あたりを見渡しながら純は言うともなしに呟いた。その言葉にしのぶはちょっと微笑んで見せただけだった。
暫く歩くと急に視界が開けた。そこには木造の小さな一軒家が有る。
「ここは?」
「秘密基地よ……」
しのぶはドアの鍵を開けて純を家の中に招き入れた。そして居間と思われる部屋に通され純はその光景に息を飲んだ。
「これは?」
「彼の作品……今、世界のどこかで被写体を探して彷徨ってるわ」