ヰタ・セクスアリス(vita sexualis)物語
純は一瞬迷ったがフレンドリーな
彼女が悪人とは思えなかったから純は
素直に自分の本名を名乗った。

「…純…って言うんだ」

しのぶの微笑みは相変わらず魅力的で
美人と言うよりはキュートな魅力を持つ
微笑みは純の心に深く刻まれる。

「へえ、純君か素敵な名前ね。
どんな字を書くの?」

ここで、少し気のきいた
ジョークでも言ってみるのが
男だと、純は知恵を絞る。

「――不純の純だよ」

 少しでも大人に見られたい
…しかし、その、ちょっと拗ねた態度は
逆に子供っぽさを助長しただけで、
しのぶのくすくす笑いは収まる事は無かった。

「さて、そろそろいいかな?」

しのぶはゆっくり立ちあがると
薄いベビードールとショーツを脱いでから
純に立ち上がる様に手を差し伸べた。

そして、純はされるがままに服を脱ぐ。

彼女の頭はちょうど純の
目線の高さになる。

初めて見るリアルな女性の肌は
男の肌とは全く違うきめ細やかさ。
そして甘い息遣い…

…それだけで眩暈を覚える程の
たかなりを覚えて居るのだが、
残念ながら純の若い部分は
全く反応しなかった。
< 4 / 89 >

この作品をシェア

pagetop