空しか、見えない
サセが、言葉尻を捕まえる。
「そう? 私は、うれしかったな。だから、もうじき皆さんに届く、サセ新聞の表紙にしてしまいました。どーんと大きく。そうだ、まゆみさんにも読んでもらおうかな。送っていいですか?」
サセの問いかけに、まゆみは頷く。
「もちろん。うれしいわ」
「ねえ、それより、まゆみさんも遠泳に参加するっていうのは、どう? 義朝の代わりにさ」
環が言い出したのを、皆がそれはいいとばかりに拍手した。
「そう? 私は、うれしかったな。だから、もうじき皆さんに届く、サセ新聞の表紙にしてしまいました。どーんと大きく。そうだ、まゆみさんにも読んでもらおうかな。送っていいですか?」
サセの問いかけに、まゆみは頷く。
「もちろん。うれしいわ」
「ねえ、それより、まゆみさんも遠泳に参加するっていうのは、どう? 義朝の代わりにさ」
環が言い出したのを、皆がそれはいいとばかりに拍手した。