感想ノート
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空しか、見えないPR 2013/03/29 13:37
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大人になるにつれ学生時代の友人、出来事の記憶が薄れていく。
その中で、今を見つめさらに成長しようともがく主人公たちを見て羨ましくおもう。
仲間とのつながりが永遠であるとの結末は人生において最良の幸せであることを教えてくれた。
(有隣堂アトレ新浦安店・出川由夫さん)空しか、見えないPR 2013/03/29 13:36
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この作品の舞台が房総の岩井と聞いて、読まずにはいられないほど親しみある場所です。
臨海学校のメッカと言えるほどの有名な海岸で、
私も中学1年の夏に行きました。
遠泳をやり、立ち泳ぎで休憩、かけ声も
「えーよこーらい」なんて言ってたような記憶があります。
おしゃもじハッチのメンバーの人間関係や思い出話など読んでいてすごくのめり込んでしまうほど秀逸な作品でした。
ラストの遠泳をし「空しか、見えない」の台詞には鳥肌ものでした。
読み出したら止まらない感動作、
あなたもぜひ読んでください。損はしません。
(大杉書店八千代緑が丘店・鈴木康之さん)空しか、見えないPR 2013/03/29 13:35
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ただ、身近な場所が舞台になっているのでとても読みやすかったです。
そして、読んでいる間は、穏やかな感じでした。
私にもこんな学生時代があったらなぁ…とか。
いくつになっても、つるんでいられる仲間がいたらなぁ…とか。
そんな風に、思いました。
グレープフルーツのような月、というところが印象に残りました。
読んでいる間の落ち着いた時間は、とても大事なもののように感じました。
楽しかったです。
(宮沢書店TSUTAYAイオンタウン館山店・新藤さん)空しか、見えないPR 2013/03/29 13:34
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青春時代を共にした仲間というのは、生涯寄り添って生きていくというよりは、心の片隅でつながって生きていくものだと感じてます。
大人になって、それぞれの生活が中心となれば、あの頃の仲間をなおざりにしてしまいがちですが、1人の死をきっかけにメンバーが集結し、また気持ちを共有できる機会ができたことは素晴らしいものですね。
「おしゃもじハッチ」を良く思わない人たちも、少しずつではあるけども気持ちが動いてくれ、良いエンディングだと思います。
主人公の設定が、若干若く感じました。40歳くらいの方がしっくりくるかな、とは思いましたが、それではみんな結婚もしてるだろうし、遠泳なんてきっと出来ませんもんね(笑)。きらきらとしたあの青春時代を回想するには、それくらいの年齢が妥当かなと思っただけです。
のぞむの気持ちもわかるし、純一の婚約者の気持ちもわかります。みんな、そうやって本当の大人になっていくのだと思います。
素敵な時間をありがとうございました。
(小林書店・小林健一さん)空しか、見えないPR 2013/03/29 13:32
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あの頃、あんなに同じだったのに、大人になると、本当にそれぞれになってしまいますよね。
時にはうっとうしくも思える仲間たちかもしれませんが、素敵な関係で、うらやましいです。
今の姿を、昔からの友人にちゃんと見せられる生き方をしていきたいものですね。
(文教堂浜松町店・大浪由華子さん)空しか、見えないPR 2013/03/29 13:26
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「『空しか、見えない』いいタイトルだな…」。
読後一番最初に思った事です。
泳ぎたくなりました。
海はいつも見るだけなんだけど、
むしょうに泳ぎたくなりました。
自分が過ごしてきた、いわゆる青春時代。
谷村さんの『空しか、見えない』を読みながら自分の青春時代をいつしか重ねてたんだと思う。全くにてもにつかない状況なのに…。
読後やさしい気持ちにさせる文章を書かれる方なんだなと思いました。
ページの1枚1枚に海のキラキラしている光のきらめきが盛り込まれている様に感じました。
義朝が終始笑顔で見守っている様なやさしさに包まれた作品だと思います。
(明林堂書店大分本店・多田由美子さん)空しか、見えないPR 2013/03/29 13:25
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まさにTHE青春もの!
といった感じで、同世代の10代、20代の方はもちろん、大人が読んでも、自らの青春時代と重ね合わせてキュンキュンしてしまうのではないでしょうか。
登場人物もキャラクターが立っていて、とても魅力的でした。
(紀伊國屋書店新宿南店4F・佐貫聡美さん)空しか、見えないPR 2013/03/29 13:23
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自分の生き方に疑問を感じた時や、特に20代後半の方に是非読んで欲しいと感じた作品でした。
仲間の大切さを感じさせる物語だと思いました。小学生時代が懐かしくなり、また友人と集まり、会いたくなりました。
「友情は永遠の宝物」である事をこの作品を通じて感じる事が出来ました。
現実にもいそうなハッチのメンバーが魅力的で、友情・恋愛・仕事関係などの悩みや友人に対する嫉妬など綺麗な登場人物などではなく、決して綺麗とは言えない部分を持ち合わせながら1つ1つを乗り越えて先に一歩一歩進むハッチメンバーに感情移入する事ができ、彼らに共感する事ができました。
登場人物のそれぞれの悩みは暗く重いものが多い中、その点でページを読むスピードが落ちる事はなく、明るくさわやかな非情に読みやすい作品だと感じました。
昔(小学生時代)と今の狭間で揺れ動く、子供の頃のままではいられない大人と言う状態の中でも、その頃(子供時代)の感情の大切さ、それは大人にとっても大切な感情である事が分かるような作品だと感じました。
(文教堂向ヶ丘駅前店・佐藤さん)空しか、見えないPR 2013/03/29 13:18
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谷村さんの作品、読みました!
ドキドキしながら、読みました!
とても感動しました!
これからも楽しみにしてます!
応援してます!!はりゅりん 2013/01/16 21:30
私は現在24歳で主人公たちと同年代ということもあり、ものすごく感情移入しながら読むことが出来ました。
恋愛でも仕事でも、うまく行かなかったり、周りと比べて落ちこんだり…すごくよく分かりました。
25歳というと、十分に大人だけれど、実はまだ意外と子供っぽかったりして、思い描いていた“大人像”とは異なっているなど実感します。
読んでいる間は、佐千子たちと共に悩み、模索し、もがいているようでしたが、
読み終わったあとは、悩みを乗りこえた清々しさを味わうことが出来ました。
仲間の死から始まる物語でしたが、
悲しさよりも義朝の人柄の温かさや義朝を想う仲間の温かさが溢れていて、
悲しいだけの死ではなく良かったと思いました。
学生時代に特別な時間を過ごした仲間は、時が経っても、変わらず、その当時の気持ちに引き戻してくれます。
私も学生時代の地元の友だちに会いたくなりました!! (紀伊國屋書店久留米店・五郎丸彩夏さん)