愛してるが言えなくて


それでも、彼と親友と3人で過ごす時間は変わらなかった。


二人だけが私の事を理解してくれていればいいと思っていた。




夏休みが来て学校に行かない日が続いた。


私は、施設の門限が厳しく夜まで遊ぶ事が出来なかった。


高校生になり、みんなが自由に遊ぶ範囲が広がる中で、

私は規則に縛られていた。


夏休みが終わって新学期が始まった日、


いつものように登校すると、

みんなの態度が急に冷たくなっていた。



始業式が終わり、みんなが帰った後で彼と親友の教室に向かうと、


信じられない光景が目に入った。



彼と親友が、キスしていた。



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