愛してるが言えなくて

私は空腹で意識が朦朧としていた。



女の人に肩を支えられて付いていくと、


着いた場所は1軒の小さなスナックだった。


スナックの2階は住めるようになっていて、


女の人は私にご飯を食べさせてくれて、

温かい布団で寝かせてくれた。



私が初めて人の優しさに触れた瞬間だったかも知れない。

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