愛してるが言えなくて
(もしかして、圭輔さんも私の事…気にしてくれてる?)
そう思った瞬間、圭輔さんが変な事を聞いてきた。
『ねぇ、愛美ちゃんって一人暮らし?』
(えっ?なんか関係あるの?)
『…はい、そうですけど何でですか?』
『今日さ、仕事終わったら泊めてくんない?あがり何時?』
(はぁ〜?こいつも他の男と一緒かぁ…)
『1時です、じゃあ電話待ってます。仕事頑張ってください』
そう言って電話を切った。
梨花さんは、話は聞いてなかったらしく
ニコニコしながら私を見てる。
『梨花さぁぁぁん!』
今の会話を聞いてもらおうとしたら、
ボーイさんが私達を呼びに来てしまった。