愛してるが言えなくて
『あれ〜?愛美、誰かからの電話待ってるの〜?』
わざと意地悪く梨花さんが言ってきた。
私は泣きそうになって、
『梨花さんを待ってたのにぃ〜話聞いてくれないんですかぁ?』
そう言うと、梨花さんはケラケラ笑って
『いつもの所行く?圭輔くんも呼ぶ?』
って言ってくれた。
(圭輔さんも…ちょうどいいや!梨花さん一緒なら泊めてって言わないかも…)
『はいっ!!』
そう言って、私達はいつもの居酒屋に向かった。