愛してるが言えなくて


その日は、圭輔と二人で手を繋いで眠った。


人の体温がこんなに心地いいものだなんて知らなかった。


(ベッド買い換えておいて良かった)

広いベッドの真ん中に私と圭輔がいた。


独りの寂しさを感じずに眠れたのも初めてだった。


心が温かいもので充たされて行くのを感じた。



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