愛してるが言えなくて
『ん〜何か癖?』
そう答えると
『ふぅ〜ん?』
圭輔は気にとめる様子はなかった。
『愛美って色んなことが意外』
今度はそう言った。
『何で?』
『普段、贅沢とかしなさそうなのにマンションやたらと広いし、部屋は散らかしてそうなのに綺麗だし、料理とか出来なさそうなのに出来るし、いまどき紅茶とかコーヒー入れてくれるヤツなんていねぇし…言い出したらキリがないけど、イマイチ愛美のイメージと繋がんなくて…』
『ふぅ〜ん?わかんないけど、これが私だよ?普通だよ…別に』