愛してるが言えなくて


初めのうちは、まだ期待があって、


不安ではあったものの

早く帰って来ないかなぁ〜ってくらいに思ってた。


床を拭いたり、窓を拭いたりして気を紛らせていた。



気付くと、空が少しずつ明るくなっていた。



私は圭輔に電話してみた。


─…出ない。



(圭輔?)



電話に出なかった事で不安は爆発してしまった。


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