中学生ママ「家族の大切さ」
見てもらってる間もドキドキ。
「見えますか?赤ちゃんげんきですよ。
おめでとうございます。」
「……。」
赤ちゃんは、確実に私のお腹の
中で生きていた。
「赤ちゃん…」
「おいくつですか?」
「12歳です。」
「中学一年生かな?」
女性の先生だった。
男の人じゃなくてよかった。
「はい。」
「赤ちゃんは、とても元気ですよ。」
元気だと聞いて安心した。
「出産を希望されますか?」
先生がママを見て尋ねた。
「私は本人に任せます。産むか
産まないかは本人次第です。」
「結美ちゃん、産みたいですか?」
「はい」