絆~CUTE LOVE~
 
「うっさい 尚平!
あんたにだけは言われなくないわっ」

「おいっ
それどーゆう意味だよっ!!」


棒付きキャンディーを口に含ませながら尚ちゃんに向かって反論する桜ちゃん。
すかさず尚ちゃんは桜ちゃんに問い詰めますがそろそろ夏くんか寛ちゃんのどちらかが仲裁に入ります。

皆昔から一緒だから、こういうのはあまり気にしないし慣れていて役割みたいなのも決まってるんです。


「もういいだろ
咲玖 ちぃ姉が呼んでるぞ?」


2人の間に立って苦笑いで制止するのは、優しくて女子に人気な【佐倉 寛太‐さくら かんた‐】くん。

今日は寛ちゃんでした♪
こういう時はあたしでは止まらず、何故か逆にデットヒートしてしまうので今日も無事に治まって良かったです。(乙葉が止めに入ると涙目になり逆にどちらが泣かせたと言う罪の擦り付け合いが起こり結局収拾がつかなくなってしまう為)


あっ
寛ちゃんって言うのはそもそもあたしと尚ちゃんとは中学が別なんです。

同じ中学の桜ちゃんと夏くん、咲玖ちゃんと仲良くなってよくつるむようになったらしくて、
そして4人で遊んでいる時にたまたまあたしと尚ちゃんが居合わせて…そこから自然と6人で集まるようになり今にいたるのです。


皆 綺麗で美人だし、優しくてカッコイイし頭も良いので学校で知らない人はいないんじゃないかってくらい有名なんです。


 
< 11 / 13 >

この作品をシェア

pagetop