いつも強いあなたへ

安心

ユカさんがプロレスやってるなんてのは全くの予想外だったが、DV彼氏に暴行を受けてるわけじゃないんだと思ったら安心した。


「ユカさん」


「うん、何?」


「俺、ユカさんがプロレスやってるって聞いてめっちゃビックリしたけど・・・そういうことなら俺、ユカさんを応援します!!」


「ホントに!?ずっと隠してたから嫌われちゃうかなって思ってた。よかった」


ユカさんは目に涙を浮かべてそう言った。


「俺がユカさんを嫌いになるわけないじゃないですか。俺はこれから何があっても、いつだってユカさんの味方ですよ!!」


俺はそう言ってユカさんにハンカチを差し出した。


「ありがとう、ヒロ」


ユカさんはそのハンカチで涙を拭った。
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