いつも強いあなたへ

安心

そんな具合で楽しく食事会は進んでいったが、一人ビールを浴びるように飲んでいたビューティーさんが唐突に話を切り出した。


「それよりさー、2人はユカのことどー思ってんの?」


「ちょっとビューティーさん、いきなり何言ってるんですか!飲み過ぎですよ」


照れて顔を赤くしたユカさんが慌てて止めに入っていた。


「うるさい、おまえは黙ってな。あたしはさー、ユカのことが心配なんだよ。可愛いし、器量もいいのに昔っから男っ気がまるでないからさ。先輩としてユカには幸せになってほしいんだよ」


俺も春日さんもそれを聞いて苦笑するほかなかったが、ユカさんに男っ気がないと聞いて、俺はどこか安心したような気持ちになった。
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