いつも強いあなたへ

気になる

そんなある日。


「おはよー」


と言いながら店に入ってきたユカさんを見て、俺はギョッとした。


目の回りに大きな青タンができていたからだ。


「ユカさん、そのアザどうしたんですか?」


「うん、ちょっとぶつけちゃってね」


何となく俺はそれ以上聞くことができなかった。


「気をつけてくださいね」


「うん、ありがと」


その日はそのまま別れたが、俺は気になってしょうがなくなった。
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