ホワイト・キス〜クリスマスの奇跡〜
一年生

四月

「とうとう・・・か。」
俺の名前は朝倉涼。
そこらへんにいるような高校生だ。
長かった中学校生活を終え、今日から高校生だ。
「どうした?ずいぶんと暗いんじゃないのかい?」
来た来た・・・。
コイツの名前は植木直人。
中学校からの大親友だ。
と、言っても思い込みかもしれないが・・・。
あと、コイツはちょっぴりナルシスト気味な話し方だ・・・。
直しようがないんだろうか・・・?
「別に・・・普通だよ。」
中学の頃から、コイツと、あともう一人のやつとしかつるんでなかった。
「あっ、いたいた!おっはよ〜!」
なんて、話しているともう一人がやってきた。
コイツの名前は大澤叶。
俺とは幼馴染で、異性を気にしないほど仲がいい・・・のかな?
まぁ、でもよく喧嘩をする。
「おはよ。」
かったるいなぁ〜。
「おはよぅ!大澤!」
「おはよ!直人!」
また、学校生活が始まるのか・・・。
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