ホワイト・キス〜クリスマスの奇跡〜
入学式を終え、教室へ戻る。
・・・運命・・・なのか?
そこには見慣れた二つの顔が・・・。
「なんだぃ?君もかい?」
「あっ!涼も一緒なんだ。また3人揃ったね!」
「どうやら、そのようだな。」
もはや宿命なのかもしれない・・・。
そういえば、やたらと教室内が騒がしい。
なんてことを考えていると、先生が教室に入ってきた。
「ほらぁ、席に着けぇ。今日は最初に大切な話をしておくぞ。」
なんだろう・・・?
「ぇぇ、このクラスにはもう一人入学生がいる。しかし、仕事の都合上、今月一杯はお休みで、来月のゴールデンウィーク明けに来るそうだ。みんな、仲良くしてやれよ!」
どうやら、さっきまでのクラスの奴等のざわめきの原因は、これだったようだ。
果たして・・・男か?女か?
無性に気になる・・・。
でも黙っていても、誰かが聞くだろう。
「先生!男ですか?女ですか?」
ほぅら来た・・・。
「たしか・・・女の子だったと思うぞ。」
クラスが、男子の歓声に包まれる。
「そういうことだから。よろしく。」
仕事の都合ってことは・・・女優か?女優なのか!?
これは、楽しくなりそうだ・・・。
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