おもいでぽけっと
赤くなっていく柚子の顔を見て俺はすぐ目をそらした。


「ど…どういうこと?」


どういうこと…?


////


柚子の一言で我にかえると、すごく恥ずかしくなった。


「悪い。なんでもない。あいつら探しに行ってきて。」


俺は今までつかんでいた柚子の手を離した。


「…じゃあ、行ってくるね。」


柚子はそう言って走っていった。



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