おもいでぽけっと
「そっか…。いつ引っ越すの?」


「1月に…。この学校には2学期までしかいられないの。」


あたしがそう言うと、紗那は寂しそうな顔をした。


「そのことは遼基と虎太郎には…?」


「まだ言ってない…。」


「そう…。」


言わなきゃいけない…。


紗那に言えたんだから…言えるよね…。


「またいつのまにかいなくなるつもりなのか?」


えっ!?


「虎太郎!?なんで…ここに…?」


なぜかそこに虎太郎がいた。


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