おもいでぽけっと
部屋のベッドに寝転びながら、虎太郎から何を言われるのかすごく不安になった。



行くのやめようかな…。



もう一度手紙を読んだ。


『もし嫌だったら無視してくれていいから。』


虎太郎はあたしの気持ちを一番に考えてくれていた。


虎太郎の優しさは…変わってないなぁ。




やっぱり行かなきゃ。


虎太郎と向き合わなきゃ。


向き合って…前に進みたい!




時計を見ると、待ち合わせの時間まであと30分になっていた。



まだ30分あるけど、あたしはいてもたってもいられなくなり、ひよこ公園に向かった。


< 41 / 138 >

この作品をシェア

pagetop