おもいでぽけっと
しばらく沈黙が続いた。


今あたしたちがいるところは暑いけど、木陰だから少し涼しい。


暑い…それに…気まずい!


この沈黙を破ったのは虎太郎だった。


「話っていうのは、その…柚子、何の話かわかるよな?」


やっぱり卒業式のことだよね…。
というよりも、それしかない。


「…うん…。」



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