かくれんぼ - 大人になりきれない大人たち -




「修二…?」




私たちの数メートル先。

そこに立っていたのは、私たちのよく知っている人物。

私の元旦那で大地の父親でもある、修二だったー。






「美来!?」

しばらくして彼も私たちの存在に気づいた様子。

「美来…、大地!」

修二が小走りでこっちへとやって来た。

彼に会うのは何ヶ月ぶりだろう?

もちろん離婚してからは1度も会っていない。

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