かくれんぼ - 大人になりきれない大人たち -
「私は何も覚えてないもん。正紀のぬくもりも、感覚も…」
正紀はどんな風に私を見つめて、どんな風に私を抱いてくれたの?
きっと優しい目で、優しい手でー…。
「本当はもう1度ちゃんと抱きしめてほしかった」
「美来…」
さっきまでの覚悟はどうしたの? 私。
『もう会わない』っていう覚悟は。
でも1度あふれ出した本当の気持ちは、もう止まりそうにない。
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