音楽の妖精
「あ…あの…この事は…」
「大丈夫
言わないから……」

(てか参加者貼り紙が貼ってあったら皆にバレてるんじゃ…………)

「??」

「じゃ俺行くから」

「うん…バイバイ」
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「あのさ優輝莢禾いる??」

「いるけど??」
「だしてくんない??」

「ん……優輝ぃー
お前にお客さんだよー」
「今いくー」

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「あのさ……さっき貼り紙観てきてお前なんか弾けるのか??」

「全然」

「じゃなんでだ??」

「わかんない……」

「まっいいか
とりあえず莢禾はヴァイオリン奏者って事になってっから……」

「えっ??
私がヴァイオリン?!」

「えっ??
違うのか??」

「私全然弾けないよ??」

「おいおい……」

「したら音楽科棟の練習室で練習だな……」

「放課後呼びに来るから教室で待ってろよ??」

「…………うん」
━━━━━━━━━━━━━━

(どーしよ??
私楽器なんて全然弾けないのに…………)
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