音楽の妖精
第2曲♪〜練習〜
(おっ…ちゃんといたいた……)

「おい…莢禾??
行くぞ??」

「あっうん」
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(なんで普通科の生徒がここに居るのかしら??)

(本当よね……)

「おいちゃんと付いてこいよ??」

「うん」

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「……で今から練習始めるけどなにが弾けるんだ??」

「えっ〜と……
その……」
「なんにも弾けないんです〜」
「いや…それは困る……」

「よし…じゃこのコンクールの参加者になる前になんか起こったか??」

「う〜んと……
あっ!!そういえば……」
「なんかあったのか??」

「うん…あのね最近【声】が聞こえるの……」

「声??」

「うん…なんかね【お前ボクたちが見えるのか??】
って……」

「それで【うん見えるよ??】
って答えたら姿が見えた」

「それってもしかして【音楽の妖精】じゃないのか??」

「音楽の妖精??」

「うん
その妖精が見える奴はコンクールに巻き込まれるって噂があるんだ……」
「見える人のタイプは2つ……
1つは妖精とその妖精の見える人の相性がいい
もう1つはそのコンクールにでる人物」

「この2つ……
莢禾の場合
音楽はムリだから1つめの【妖精と相性がいい】かな……」

「じゃ光輝は??」

「俺は残りの【コンクールに出る人物】だよ」
「莢禾以外の参加者はコンクールに出る人物だから……」

「ふ〜ん……」

「じゃ話はここまで
練習しよっか??」
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