あいつは、あたしを好きなはず!!


やっぱり、瞬二はあたしが好きなんでしょ?


なんて、今は思う余裕がない。



「じゃ、じゃあ、アーンして?」


ヤバッ。


手が震える。


「アーン」



よくよく考えたら、おままごとですら、あの頃からしてないのに。


さすがに、これは緊張するわ。



「もう一口ちょうだい」


「う、うん…」


と、その時だった。



あたしのケータイに、メールが来た。




< 44 / 94 >

この作品をシェア

pagetop