あいつは、あたしを好きなはず!!


もしかして、あたし鈍いとか…?


いや、いや。そんなはずはないよ。


特に瞬二の事に関しては、誰よりも分かってるはずなんだけど。



「ほら、部活終わったみたいよ。誘えば?」


「誘う?」



「うん。瞬二くんに、“一緒に帰ろ”って」



「何であたしが!?」


「だって、好きなんでしょ?瞬二くんの事」




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