あいつは、あたしを好きなはず!!


「雫?お前、何やってんの?」


「瞬二こそ」


あたしの呼びかけに気が付いて、瞬二が駆けて来た。


その後を、ゆっくり亜美ちゃんが歩いてくる。


「も、もしかして、二人で帰る予定とか…?」



ズキンズキンする心に、自分で塩を塗っちゃった。



「いや、別にそうじゃないんだけど」


「そっか…」



何だか、ギクシャクするな。




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