あいつは、あたしを好きなはず!!


すると、瞬二は手を止めて、振り返った。



「何、泣いてんだよ?」


「だって、瞬二が冷たいんだもん」


昔は、もっと優しかったじゃん。


いつから、あたしをそんなに嫌いになってたの?


「冷たいのは、熱があって辛いからなんだよ」



「ホント?」



「本当。それにオレの気持ち、分かってないのは雫の方だからな」


瞬二は、ぶっきらぼうに言って、あたしを睨んだ。




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