あいつは、あたしを好きなはず!!


「いいなぁ。雫って、瞬二くんの彼女みたいなもんよね?」


ため息混じりに話しかけてきたのは、あたしの親友、彩子(あやこ)だった。



二年生まで同じクラスだったのに、今年は離れちゃったんだよね。


だけど、瞬二と同じクラスって、羨ましいなぁ。


「彼女じゃないよ。あたしたち、ただの幼なじみよ?」




< 8 / 94 >

この作品をシェア

pagetop