あいつは、あたしを好きなはず!!
そんな事言っちゃって、あたしってエッチ?
「い、いいのかよ?」
瞬二の顔は、さっきより、ずっと赤くなってる。
「いいよ。風邪、移してもいいから…」
もっと、もっと瞬二を感じたいもん。
「雫が風邪引いたら、今度はオレが看病する」
そう言うと、瞬二はまた、あたしにキスをした。
ねえ、“今度はオレが…”なんて言ってるけど、今日のあたし、瞬二を全然看病してないよ?
そんな事を思ったら、心の中で笑っちゃった。