一人鬼ごっこ
第三章 速報
部活後、家に帰り風呂に入った。
そして風呂上がり。
皿洗いをしている母親を横目に、冷凍庫から棒アイスを取り出した。
アイスを口に加え、何となくテレビを付ける。
ニュースがやっていた。
『下野動物園で人工飼育されて居る白熊のシロちゃんが、――――』
なんて平和なニュースなんだ。
行方不明事件が起きてるっていうのに。
まぁそんな暗いニュースばかりじゃ嫌だけどさ。
俺はアイスをかじりながらテレビに映っている白熊の赤ちゃんを見ていた。
可愛いなぁー。
ぬいぐるみみたいだ。
白熊のニュースはあっという間に終わった。
『たった今、速報が入りました!!』
アナウンサーが言った。
速報…………?
『またもや、行方不明です』
俺はアイスを落としそうになった。
何……!!?
鼓動が激しくなる。
アイスを片手に画面を凝視する。
まさか――――
『7人目の被害者は、早坂京子さん42歳。職業は、――』
京介の母親だ……。
そして風呂上がり。
皿洗いをしている母親を横目に、冷凍庫から棒アイスを取り出した。
アイスを口に加え、何となくテレビを付ける。
ニュースがやっていた。
『下野動物園で人工飼育されて居る白熊のシロちゃんが、――――』
なんて平和なニュースなんだ。
行方不明事件が起きてるっていうのに。
まぁそんな暗いニュースばかりじゃ嫌だけどさ。
俺はアイスをかじりながらテレビに映っている白熊の赤ちゃんを見ていた。
可愛いなぁー。
ぬいぐるみみたいだ。
白熊のニュースはあっという間に終わった。
『たった今、速報が入りました!!』
アナウンサーが言った。
速報…………?
『またもや、行方不明です』
俺はアイスを落としそうになった。
何……!!?
鼓動が激しくなる。
アイスを片手に画面を凝視する。
まさか――――
『7人目の被害者は、早坂京子さん42歳。職業は、――』
京介の母親だ……。