夏 ~日差しに照らされて~
『早く…帰って……夕飯作ろ。翔にばっかり働かせてちゃ…まずい……もんねぇ。』
あたしはゆっくりと家に帰った。
もう桜は散り、緑の葉が生い茂っていた。
『今日は…翔の好きなハンバーグ……。』
椅子に座りながら、調理を開始した。
全てを休み休みに作り、翔が帰って来るまでに終わらせ、ソファーに横になった…が、
ダルくて…気持ち悪い……はぁ…。
あたしは、ソファーにまるまっていた。