夏 ~日差しに照らされて~
『田崎!華恋のことお願いね…華恋に会えたら連絡して。』
こうして、仁と紗弥加たちは離れた。
『もしもし!堺さん?華…もしかして、そっちに行ってる?』
『……来てないよ。何かあったのか?』
『あいつさー、旅行じゃねぇーみたいでさ!!俺も長すぎるって思ってたんだけど……体調も良くないみたいだし……まぁ、そっちにいないなら、いいや!とりあえず、家戻るから。』
仁は電話を切り、家へと急いだ。