夏 ~日差しに照らされて~
仁は潤悟に、慌てて電話をかけた。
『西野?!』
『どうした?』
『はn…じゃなくて、菊原そっちに行ってねぇーかな…?!』
『来てないけど…華恋がどうした……?!』
潤悟のテンパりが、仁の耳にも届いていた。
『わりぃ……いなくなった…。』
『はぁ?どういうことだよ…!?』
『わかんねぇーよ!!わかんねぇーけど……もしかしたら、病気かもしんねぇー…。』
『嘘…だろ?』
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