夏 ~日差しに照らされて~
『さ、さぁ!座ってご飯にしよ?』
『じゃあ、俺皆の分の飲み物買ってくるわ!何でもいい?』
華恋と翔一は、仁の質問に頷いた。
仁が行った後。
『お願い……。』
『わかってる。けど、よく一緒に住んでて、バレずに我慢出来てんな…。』
『まぁ…ね!今は、楽しく過ごしたいから……。』
華恋はこの時にはもう、仁の家を出ることを決めていた。
というより、花見をしようと言った時には、もう華恋は心に決めていた。