夏 ~日差しに照らされて~
『それを選んだのは、華恋じゃない。西野くん自身だ。今やってる仕事も、青山家側の仕事みたいだよ。』
複雑だった…。
潤悟のお父さんにとって、青山社長は今でも敵。
そんな敵側に、息子を仕方なくやり…スパイみたいなことを……。
もしかしたら本当に、まだ終わってないのかもしれない。
『堺さん。よけいな話はやめて下さいよ!華恋の体に悪いじゃないですか。』
『潤悟…』
やっぱり、凄く違和感がある…。