夏 ~日差しに照らされて~
『今、家に着いて1人なんだけど…あのさー、アルは、あたしじゃなくても助けに来た?ううん、あたしだって知ってて助けたの?』
『何で?』
『タイミングが…よかったからさ。』
本当に、たまたま居合わせただけかもしれないし、たまたま通りかかっただけかもしれない。
でも、あそこで揉め事が起きるってわかってなかったら…あんなにいいタイミングで助けに入れるわけない気がした。
『タイミングか!』